標高481mの我拝師山は、もともと倭斯濃山といった。弘法大師が真魚と呼ばれていた7歳のとき、この山に登り、仏門に入って衆生を救済したいという願いがかなうならば霊験を現すよう、もしかなわないのであれば我が身を以て諸仏を供養すると念じて、断崖より飛び降りた。すると紫雲が湧き起こって釈迦如来が出現し、天女が真魚を受けとめた。そして釈迦如来は「一生成仏」と告げた。
願いが成就することを告げられた大師は感激し、釈迦如来の姿を刻んで一宇を建立した。この時、倭斯濃山も我拝師山と改められたと伝えられる。これが73番札所出釈迦寺の縁起である。
出釈迦寺の脇の道を進んでいくと我拝師山に登る参道がある。
急勾配の登り坂
弘法大師御加持水「柳の水」
ここにも駐車場(この上は鎖が張っているので車では登れないと注意書き)
まだまだ登り坂は続く
へんろ道は右
少しの間、山道
石灯籠の並び、雰囲気が変わってきた
あと少し
山門の手前にも駐車場
山門が見えてきた
山門の手前に大師像
山門
階段の上に鐘楼
根本御堂は、改修中
お釈迦様が現れたと伝えられる場所。
元はここが出釈迦寺であったが、江戸時代に山麓の現在地に移転した。
弘法大師が飛び降りたという捨身ヶ嶽禅定は、根本御堂の脇の登山道をさらに登ったところにある。
かなり急な山道で、鎖をつたって岩を登るようなところもある。
捨身尊像
下を覗くと、ちょうど根本御堂の屋根が見える。